お知らせ

宮崎有広医師 院長退任のご挨拶

2022年3月末をもちまして、定年のため院長職を退任します

2022年3月末をもちまして、定年のため院長職を退任します

 患者さん、御家族の皆さん、なかなか終息の見えないコロナ禍で、御不便をおかけし、また、大きな不安を抱えながら御来院いただいていることに心苦しく、またありがたいと思います。

 この度、私、宮崎有広は、この2022年3月をもって、定年退職に伴い、勤医協苫小牧病院の院長を辞することとなりました。

 とは言っても、医者を辞めるわけではなく、(3月と5月にお休みをいただきますが)引き続き、4月から、嘱託医として、勤医協苫小牧病院での勤務を継続します。当面、外来や内視鏡もほぼ同様に行う予定です。

 2003年に高畑名誉院長から院長を引き継いで、19年になります。この間、地域になくてはならない病院を目指し、職員一同で努力してきました。コロナ禍では、ワクチン接種、発熱外来、感染後の回復期の患者さんの療養受け入れの役割を果たしてきています。

 無差別平等の医療という勤医協の目標を掲げて、患者さんに優しい、患者さんの立場に立った医療を実践しようという気持ちを持ち続けて頑張ってきました。この間、院長の責任を果たせた、あるいは皆さんの御期待に応えられたとは、全く思っていませんが、19年も院長をやらせていただいたことは、大変ありがたいことだったと思っています。

 どんな組織でも世代交代が必要であり、新年度からは、松本新院長のもと、新たな歴史を作って行くことになります。


 私たちは、医療は、患者さんと医療従事者の「共同の営み」と考えています。苫小牧病院は、地域の第一線の病院ですが、開院以来の経過を知る職員も数少なくなっており、地域の患者さんの期待、思いを病院に伝えていただくことが、より良い病院作りにますます大事ではないかと思います。

 ロシアがウクライナに侵攻し、攻撃が続いています。人間を傷つける最悪の行為である戦争は、医師として絶対反対であり、ロシアを厳しく糾弾し、

1日も早い平和を願うものです。

 長い間の御支援に感謝し、引き続き1人の医師として、苫小牧病院で頑張る決意をお伝えし、退任の御挨拶といたします。 

ありがとうございました。

2022年3月         

勤医協苫小牧病院 院長 宮崎有広


2022年3月16日 NEW