お知らせ
ロシアによるウクライナへの軍事進攻に断固として抗議します
勤医協苫小牧病院医局員一同は生命の剥奪や人権の侵害に及ぶ戦争・暴力に反対です
勤医協苫小牧病院医局員一同は生命の剥奪や人権の侵害に及ぶ戦争・暴力に反対です
ロシア連邦ウラジーミル・プーチン大統領は、2月24日、ウクライナ首都キエフや、北東部にある第2の都市ハリコフを起点にウクライナに対する軍事侵攻に踏み切り、核兵器の使用をも示唆しながら、これまでに11の空港を含む80以上のウクライナ軍施設や非軍事施設等を攻撃した。
同時に、侵攻拠点の拡大を図るためウクライナ東部のドネツク州とルガンスク州の一部を実効支配する親ロシア派の武装勢力を一方的に独立国家として承認しウクライナ領土の保全と主権を侵害した。
これらの行為に対してプーチン大統領は、軍事侵攻が国連憲章に基づく集団的自衛であり平和維持のためには「ほかに選択肢はなかった」と述べるなど軍事侵攻を正当化している。しかし、一連の発言の中では核兵器に言及したり、ロシア軍によるウクライナの原発施設攻撃で、ヨーロッパを恐怖に陥れるなど、その行動には全世界から非難の声が高まっている。
こうした暴挙に対し、国連をはじめ欧州各国も厳しい非難と即時攻撃停止を求める声を強め3月2日、国連総会緊急特別会合では「ロシアによるウクライナ侵攻を最も強い言葉で非難する」決議を141カ国の賛成多数で採択した。
戦争に反対し、人々の命と健康をまもる使命を持つ私たち勤医協苫小牧病院の医師は、今回のロシアによる軍事侵攻がウクライナの主権と領土の一体性を侵害する重大な国際法違反であり、人々の生命と健康を破壊する行為として断じて許されものではないと考える。国際秩序、国際平和を根本から揺るがす今回の暴挙に対して断固抗議するとともに、完全かつ無条件によりロシア軍の撤退、軍事侵攻の即時中止を求める。
2022年3月7日
公益社団法人北海道勤労者医療協会
勤医協苫小牧病院 医局医師一同
2022年3月7日