3階・回復期リハビリ病棟


回復期リハビリテーション病棟とは


 家庭復帰・在宅復帰を目的にしたリハビリテーションを集中して行う病棟、これが「回復期リハビリテーション病棟」です。脳梗塞などの脳血管疾患や大腿骨頚部骨折など整形疾患の患者様にとっては、日常生活の中で様々な動作に困難をきたす場合があります。その困難に対して、身体の各機能を向上させることと日常生活上の動作能力を向上させることを目指しています。

 各患者様に合ったリハビリテーション計画を、医師や理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師・介護福祉士・ソーシャルワーカーなどがチームで作成して、計画にもとづくリハビリテーションを集中的に行います。

 

当院の回復期リハビリテーション病棟が目指すもの


 当院の回復期リハビリテーション病棟では2012年6月より365日リハビリテーションを開始し、可能な限り自立して住み慣れた町で暮らし続けたいという患者様・ご家族様の願いにこたえるため、早期から切れ目のない密度の濃いリハビリテーションを実施しています。

 施設基準では、2013年1月より回復期リハビリテーション病棟入院料1を算定しており、重症者へのリハビリテーションも行い在宅復帰を目指しながら取り組んでいます。  また回復期リハビリテーション病棟協会にも加盟し、研修会にも積極的に参加することで効果的なリハビリテーションを追求しています。

 

当院の回復期リハビリテーション病棟の特徴


病棟歩行1)病棟リハビリテーション

 病棟内の生活場面でのリハビリテーションを積極的に行なっています。病室のベッド周囲やトイレ、洗面など実際の生活場面を想定し日常生活動作能力の向上に取り組んでいます。またリハビリテーション時間以外でも、患者様の能力を高めるために、理学療法士・作業療法士と連携しながら看護師・介護福祉士が病棟内で歩行やトイレ動作などを行なうようにしています。

 また言語聴覚士が摂食・嚥下機能の評価を行い、看護師・介護福祉士と一緒に摂食機能訓練も行なっています。

 

立ち上がり体操2)立ち上がり体操(起立・着席訓練)

 午前中に立ち上がり体操を病棟内で実施しています。立ち上がり動作は、日常生活を送る上では欠かせないもので、それが出来ることで自立度も高まります。また、歩行にも良い影響を与えます。それまでは歩けなかったのに立ち上がり体操を続けるうちに歩けるようになった方もいます。そのため、立ち上がり動作の効果に着目し1日100回を目標に取り組んでいます。※脳卒中治療ガイドライン2009でも~「起立・着席訓練や歩行訓練などの下肢訓練の量を多くすることは、歩行能力の改善のために強く勧められる」と推奨されています。

 

歌会3)ゲーム・レクリエーション

 午後には作業療法士・介護福祉士が中心となり病棟でゲームや歌などのレクリエーションや体操を行っています。認知症のある方や臥床傾向のある方を対象に行っています。集団で行うことで認知機能の向上や心理面での効果が期待できます。

 

4)退院前訪問

 退院が近づいたら、必要に応じて退院前訪問を行い、家屋調整やサービス調整など自宅で安全に生活できる環境を整えます。退院後もリハビリテーション継続が必要な方は、通所サービス事業所や訪問サービス事業所などを紹介しています。

 

5)多職種合同カンファレンス

 チームアプローチが重要なため、医師・看護師・ソーシャルワーカー・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など多職種合同でのカンファレンスを行なっています。患者様の病態や日常生活動作の状況,方向性などを確認し合っています。また必要に応じて、ケアマネージャーや退院後に関わるサービス事業所の職員も集まり、サービス担当者会議なども実施しています。自宅復帰が困難な場合でも、転院される病院や施設には、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などから適切に状況をお伝えし連携を取るようにしています。

 

当院の回復期リハビリテーション病棟での在宅復帰率は、2011年度の実績で70~80%となっています。

 

◎ 回復期リハビリテーション病棟の入院期間は、60~180日間ですが、疾患や傷病名によって日数が決められています

疾    患 発症から入院までの期間 病棟に入院できる期間
1)脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳炎、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症又は手術後、義肢装着訓練を要する状態 2ヶ月以内 150日
 高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷 180日
2)大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態 2ヶ月以内 90日
3)外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後の状態 2ヶ月以内 90日
4)大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態 1ヶ月以内 60日
5)股関節又は膝関節の置換術後の状態 1ヶ月以内 90日

※資料出展:厚生労働省/回復期リハ病棟入院料を算定可能な疾患(2010年4月改定)

 


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